【完】俺様彼氏×鈍感彼女
「ゃっ、みやたっ…」
いくらバカなあたしでも、そういう事は知っている。
「るせぇ、耳元で騒ぐな」
「やだやだ! 離れてよっ…!」
ペロッと、あたしの鎖骨を嘗める。
あたしの体は、ビクンと震える。
その反応が楽しいのか、宮田はフッと笑った。
「いいねぇ、その反応。すっげぇそそる」
チュッとリップ音たてて、あたしの首にキスをした。
「いやっ…みやたぁっ…」
「陽介」
「みやっ」
「陽介だって言ってるだろ」
「…よっ…すけぇっ…」
涙が目にたまる。