【完】俺様彼氏×鈍感彼女




あたしは嘉代ちゃんと人気のない階段まで来た。


「あたしね、見ちゃったんだ」

「ぇ…」

突然の言葉に、あたしは驚きを隠せない。

「杉風さんがぁ、陽くんと話してるところ♪」

よう…ちゃん??

「ぇっと…誰のこと…?」

「陽介だよ、宮田陽介。昨日、図書室で話してたでしょ? 杉風さん、すっごーく嬉しそうだったしぃ、陽くんのこと好きなんだよねぇ〜♪」

へ…??

誰が、誰を…?


好き…??



「ち、違うよ〜! 宮田のことは、友だちだよ!」


ともだち──…


なぜか、


胸がチクリと痛んだ──。





< 44 / 117 >

この作品をシェア

pagetop