青空物語
第4章 サヨウナラ、お友達。
次の日。
『オハヨー♪泉ちゃん!』
『…………。』
あれ…ー!?泉ちゃんには、聞こえなかったのかな?
『泉ちゃん!!泉ちゃん!?』
何だか、海斗と居ると、何だか…泉ちゃんとの距離が遠くなっているような…ー泉ちゃんが外にいた声を掛けたいのに。掛けられない…ー!?放課後、泉ちゃんに呼ばれた…ー。

『何??泉ちゃん。』
『…やめない?』
えっ?何て、言ったのかな?
『友達、やめない?』
『なっ!!何で?何で友達、やめるの!?』泉ちゃんは、悲しい顔をに、なった。
『だって、私達友達でも、最終的に恋人の方に行っちゃうんじゃん。…友達になっても意味ないよ?』
『酷いよ…泉ちゃん。』
泉ちゃんは、私をもう…友達じゃないと思えるような気がする。
『私の事、泉ちゃんって言うの…やめてくれる?泉って呼んで。』
『………。』
泉は、自分のちゃん付けが嫌みたいだった。

『何で、どうして、泉は友達じゃないって、言うんだろう?』
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