先生は蒼い瞳の狼くん*2nd







ど、どうしよう

謙先生に見られてしまった


何を言われるのか、びくびくする私とは違って千尋先生は余裕の顔


「謙、言葉」


「え?あ…ごめんなさいっ…って!雪村にバラしたくせにふざけるな!」

頬を膨らませておこる先生


「仕方がないだろ、誤解されてたんだから」


「あはは、誤解ねぇ…って言うか、なに?ずっと見てたんだけど二人はそーゆう仲なのか?」


「…あ」


どうしよう

嘘でも誤魔化さなくちゃいけない


「あのっ、わた「そうだ」」


その瞬間、千尋先生に肩を抱かれて引き寄せられてしまう


「えっ」


「だから、謙には悪いが…こいつに誤解はされたくない。だから言った」


平然と、しかも堂々と言う先生に私はなにも言えなくなった



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