先生は蒼い瞳の狼くん*2nd





「あー、そうか。そうかよ」


「……」


「全く、知らなかったよ。お前らがそんな関係だっての」


「反対されると思ってたんだ」


「反対?はは!」


なにが可笑しいのかお腹を抱えて笑う謙先生



「そんなのするわけがない」


「?」


「だって、俺…じゃなくて私はそんなことに興味ないもの。まぁ、二人のことは置いておいて…」


腕を組ながら仁王立ちをする先生が笑いながら私の前にしゃがみこんだ


「って、ことで今まで嘘ついててごめんな。俺…じゃなくって…私って実は男なの」



堂々たる言い方に私は千尋先生と謙先生を交互にみてしまう


な、なんて言えばいいの



今まで女の人だと思ってた人が男だなんて信じられない



.
< 151 / 237 >

この作品をシェア

pagetop