先生は蒼い瞳の狼くん*2nd




「あのね、瑠花?さすがの私だって、エサがあれば気付くよ?」


意気込んで言うと、瑠花は額に手を当ててため息をはく


「本当に?」

「本当に!」


「なら、エロ保健医に聞いてみようよ」

え?いや…なんか話しが振り出しに戻った気がする

「だから、わたしはっ」


「サラは聞かなくていいの、私が上手くエロ保健医と話すから、サラは聞いてるだけ」


聞いてる…


「だけ?」

「そう、その変わり、エロ保健医がその気だったらサラも認めて、向き合うこと!いい!?」


「うっ」

「好きなんでしょ?」

「…はい」


だんだんと、肩身が狭くなっていく


.
< 19 / 237 >

この作品をシェア

pagetop