本気だからねっ!
「先生っ!ありがとうございます!!」


あたしは勢いよく立つと、先生にお辞儀をした。


「ふふっ。スッキリした顔になったわね。やっぱり、水沢さんは元気が一番!……頑張ってね!」


ニコッと微笑まれて、応援された。


「……はい!頑張ります!!」


あたしも負けじとニコッと笑って先生に言った。


キーンコーンカーンコーン


丁度チャイムがなって、あたしはそのまま保健室を出ようとした。


「あ、ちょっと待って!!」


だけど、先生に呼び止められてあたしは止まる。


「はい、これ。恋愛の御守り!」


そう言って手渡されたのは、ピンクの石でできた勾玉だった。


「え……貰ってもいいんですか?」


「えぇ。もちろん!そのかわり……絶対、両想いになってね!」


「………はい!!」


そう言ってあたしは、保健室を後にした。










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