1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
慌てて否定する私たちを見てまたクスッと笑う舞華さん。


あっ、舞華さんは私の担当の看護婦さんなの。


凄ーく綺麗な人で、婚約者いるんだって~。


いろいろ私の相談にも乗ってくれる、優しいお姉さんなんだ。


「あらそうなの?それじゃあ始めましょうか」


「あっ、はい。涼くん、ちょっと外に行」


私の言葉を遮る涼くん。


「外に出て待ってるよ。終わったら呼んで」


やっぱり、わかってたみたい。


「うん」



そして、涼雅は外へ出たのだった。


その顔は真っ赤で、先程の自分たちのことを思い出していたのだ。

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