もう会えない君。



「あ…明日の服装決めてない!」
突然、焦り出した私は半乾きの髪を乾かすのを中断してクローゼットを思いっ切り開けた。


高校で出来た友達と初めて遊ぶ日。
そして初めての彼氏に会う日。
出来る事なら、服装くらいは可愛くしたい。


ベッドの上に何着か、服を並べてみた。


「う~ん…」
それでも悩む自分。
どんな服がいいかすら浮かばない。


可愛らしさを強調する色ってピンク色だっけ?
だけどピンク色だけだと…うーん、白を取り入れると?


「これで行こう!」
苦戦した結果、薄ピンク色のシフォンワンピースとレースのカーディガンに決まった。


私は明日着る服以外をクローゼットの中に仕舞い込み、明日着る服をソファの上に置いた。


タオルを手に取り、髪を乾かしながら携帯を開いた。


[新着メール1件]と表示されていたので画面を開き、受信されたメール内容に目を通した。


差出人は秋月先生。
先程の返信をくれていた。
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