チューリップの王子様

「母様っ!?カノンを勝手に拉致ら…ないで…くださ…」


勢いよく言葉を発しながら入って来たのはグレイ様だった

でも、勢いが良いのは最初だけで、途中から言葉の勢いが落ちてしまった

入って来たグレイ様が私を見る

あ、私が仕事サボってこんなことをしてたから、呆れたのかな?!


「す、すみません!着替えてきます!」


私は慌てて、着替える為に部屋を後にした

早く着替えなきゃ
あ、メイクも落とさないと

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