秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*
「それとこれとはまた違うんじゃないかしら…」
「どこが?」
「え、どこが…? どこがっていわれるとまた…困るけどさ」
だから一緒なんだって。
さ、それはもういいから行った行った!
あたしはかっくんといちゃいちゃ…あいや、練習をしなければならないのだ!
「いちゃいちゃ…?」
「言ってないよそんなこと」
「……」
いやあね蓮くんたら。
だいじょおぶ? 空耳? 疲れてるのかしら。
うん、きっとそうね。ゆっくり休むといいわ。
「ピアノするならここ明け渡すよ。お部屋でもバイオリンできるもんね、ね?」
「する気はなさそうだぞ」
「あらま…」
みんなして、こそこそ去ってっちゃったよ。
あ…でもまたドアのとこで隠れてる。
分かりやすすぎると逆にこう…言う気が失せるね。
もうすでにないものとして…っていうかこの数分をなかったことにして、楽器を手にして再開しようとするかっくんはなんかすごい。
徹底して存在を無視だね。
「ほら、もう一回。ここらへんズレがあったぞ」
「は~~~~い」
「なんだその……力の抜ける返事は」
気合は十分ですお? 心配しないで❤
ただちょおっと落ち込んでるだけだよ? ほら、ぎゅうできなかったしさ?
でも別に? 気合は十分なんだお?
「……」