秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*
「そ、それは誠にございますか! ほ、本当に…本当に…」
「う、うんまあ…」
え、なにこの勢い。
おそろしいんですけど?
思わず三歩も後ろに下がっちゃったよ。
服も着かけで詰め寄ってくるお兄ちゃんの顔の、まあ気持ち悪いこと気持ち悪いこと。
この人本来結構綺麗な顔立ちなはずなんだけどな?
「ありがとうございます!」
「へ?」
「で、ではすぐに手はずを…あ、その前に…いやいやでも…」
「……」
なにやらぶつぶつ言いながら、お兄ちゃんは「失礼します!」と部屋を出ていった。
あの人なんであんなに面白いんだろう…。
父様といい野木さんといい、うちってああいうのばっかり集まるんだろうか。
否。
あたしの周り…かな? ほら、しゅっちゃんとか。メイリーとかリジュとかアッシュとか。
あと何気にシュンとかも。何気で言えば、りんりんもかっくんもだ。
結局みんなそうなんだよねー。
「類は友を呼ぶって言うしねぇ…」
「せやなぁ……ってお前それあらゆる人(モン)に失礼や思わん?」
「ちょっとーあたしはまともよ」
いやあ、類は友を呼ぶは違うよ?
ほら、だってあたし、あんなに面白くないし。
「いや? お前が一番面白い」
そんなわけないでしょうが。
「……ってみなさんいつの間に」
おかしいでしょ。なんでいるのさ。
部屋に…部屋に戻っててって言ったのに。