パラレルライン



「「「すっげー!!!」」」


クラスメートたちが
少し間を置いて叫んだ。



「大高すげーじゃん!」

「これだけ打力ありゃあイケるなっ!!」


誉められ三昧で龍太郎は
鼻が高そうだ。


うー…

悔しいなぁ……




ポンッ


あたしが悔しがっていると
龍太郎がこっちへ来て
あたしの肩に手を置いた。


「有言実行だったろ?」

「…」



龍太郎は満足感たっぷりの
笑顔で話しかけてきた。


すっごいむかつく……





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