Love Love Love
3話
それから私たちは

ゆっくり、ゆっくりと歩いた。


拓斗くんは私が泣いていたことを
気にしてくれてたみたいで、


ずっと隣で笑い話をしてくれた。



そして、家まで送ってくれた。



有希「あ…あの…今日はありがとう」


拓斗「いーえ(^o^) どういたしまして!」


その笑顔が私は本当に本当に大好きだった。


私がうつむいたまま何も言わないから、
少し沈黙が続いた。


有希「あ…あのっ」

拓斗「ん?」

有希「い…いえ… 何でもないです…」

拓斗「あのさ~本当に大丈夫?」

有希「え?どうして?」

拓斗「いや…だって…放課後、泣いてなかった?」

有希「あぁ、はい…」

拓斗「…俺には相談とかできないよね」

有希「いや、そういうわけじゃないけど…」

拓斗「俺、お前のなんの役にもたてなかったな、
   …ごめん」

有希「え…」

拓斗「じゃあ」


そう言って拓斗くんは帰ってしまった。


私は止めることも出来ずに、
後姿を見ることしかできなかった・・・


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