サクラの季節

いつも

あの後家に着き、ソファで寝てたら寝てしまって居た。
体が痛い、流石に狭かったかな。

―――学校行くの怠いなぁ...

でも学校には行かなきゃ、と自身に喝を入れ、ソファから起き上がる。
制服のまま寝てしまっていて、スカートがしわしわになってる。
まだ登校まで時間はあるからシャワーに入ろう。
ご飯は、食べなくていいや。
親が居たら、食べなきゃいけないんだろうけど、私には親が居ない。
母さんも父さんも、事故で死んでしまったから。
だから、それを考えなくていいから、楽。

―――だけど

親が居ないから愛してくれる人が居ない。
...それはそれで、辛い。

そんな事を考えてると、また涙が出そうになった。
私ってこんなに泣き易かったっけ。

取り敢えず、時間が無くなっては困るからシャワーに入る事にした。
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