ナルシー少年☆蛍斗くん


「・・・付き合ってんの?」

「う、ん。」

言ってしまった・・・


素直なれ!!

そう思ったのについ口からポロリと、

桃汰くん、どうしよーー

もう私には訂正なんて出来ないよ・・・



蛍斗は"じゃあ俺は何も言う資格ないな"なんて言って笑った。


笑っているのに苦しそうで、なぜか私の胸がキュッと痛んだ。



夕日が私達を照らして、


ピーンポーンパーンポーン

学祭の終わりを知らせるアナウンスが聞こえてきた。


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