ナルシー少年☆蛍斗くん



「桃汰と矢恵ちゃんが両想いなら何も気にしない。だけど亜杜の目にはどうしてもそうは見えなかった…」

ダメだ。
亜杜にはちゃんと本当のこと言わなきゃ。

じゃなきゃもう友達にすらなれないような気がした。

「蛍斗を好きじゃなきゃいけないなんてもう言わないから教えて?どうしてあんなことしたの?」

私達の軽はずみな行動のせいで、亜杜は傷ついている。


親友であり、恋愛感情は持ってなくても1度は告白までしたのだ。

蛍斗のことを思って。


親友だと言ってくれた。

私のことを思って。



それから、私には亜杜と桃汰くんも何かあるような気がする。

亜杜は何も言わないけど、桃汰くんのキスにもきっと


傷ついている。





.
< 133 / 155 >

この作品をシェア

pagetop