ナルシー少年☆蛍斗くん
「桃汰と矢恵ちゃんが両想いなら何も気にしない。だけど亜杜の目にはどうしてもそうは見えなかった…」
ダメだ。
亜杜にはちゃんと本当のこと言わなきゃ。
じゃなきゃもう友達にすらなれないような気がした。
「蛍斗を好きじゃなきゃいけないなんてもう言わないから教えて?どうしてあんなことしたの?」
私達の軽はずみな行動のせいで、亜杜は傷ついている。
親友であり、恋愛感情は持ってなくても1度は告白までしたのだ。
蛍斗のことを思って。
親友だと言ってくれた。
私のことを思って。
それから、私には亜杜と桃汰くんも何かあるような気がする。
亜杜は何も言わないけど、桃汰くんのキスにもきっと
傷ついている。
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