ナルシー少年☆蛍斗くん
多分私が慰める番だと思う。
顔は赤いのだが表情はもの凄い暗い。
「だ、大丈夫?」
「もう、関わらないって決めたのに。」
そっか。
亜杜・・・
私の為に無理して桃汰くんと関わってたんだ。
「私のせいでごめん。」
「え?矢恵っぴのせいじゃないよ?全部亜杜が悪いの。」
この前は桃汰くんがいたから聞けなかったけど今なら聞けるかもしれない。
亜杜、ずっと苦しんでるみたいだから。
私の為に頑張ってくれてるし、私だって亜杜の力になりたい。
できることなら、亜杜の抱える悩み、解決したいよ。
「悩みきくよ?」
少しの沈黙の後、亜杜は優しく微笑む。
「矢恵っぴ、大好き。」
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