心詩 ー モウイチド、モドレルノナラ ー







それからだった。



小学校にいる間は、男女で別れることがない限り、全てに置いて一緒だった。



…あの一時期。

雅に彼女が出来たときを除いては。






――そしてあの後結局、学校から雅にお咎めはなしで、クラスは一時はギクシャクしていたものの、いつの間にかまたもと通りに戻っていた。



それに薬を飲んでも一向にひく気配のなかった私の熱も、雅と一緒に寝たら、嘘のように治ったんだ。













だからこんな事になるなんて

私達は想像してなかった。



たった隣の距離だけど、私達には遠すぎるのに。



たぶん、小学校の教師は言っていたはずだ。

伝えていたはずだ。




なのに……。














教師の小さなエゴからはじまった悪の連鎖は


私達の知らぬ間に


少しずつ、歯車を狂わせていく―――





< 55 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop