ショッキングピンク×リボルバー





見ると彼は

一番端のテレビをつけて
何かゲームをし始めてる



―― ヤバイ これって…







「 …平気だよ ユカちゃん 」



アズさんの、少しかすれた声



振り向いた





「 音楽やってれば " そのキモチ "は

全員、わかるから… 」







急いで、彼の方を、また振り向く


コントローラー、握ったままだ…







『 … 怒ってないよ 』




「 ―――…… 」




『 …こんな事で怒る位だったら
最初から、エフェクター渡してないし 』





" でも寂しいんだよな "
" ねー "とか
青山さんとアズさんが、
小声でクスクス話してる



… 彼も聞こえてるはずなのに

否定、しない







立ち上がって
彼の横に座った





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