*俺様教師×天然生徒*


家に着いて、俺のベッドに雫を寝かせた。


明日が土曜日でよかった…。


氷枕とか…いるんか!?


いや…体操服のままってゆうのもなんか…あれか?


初めてのことでどうしたらいいんか…。


『ピンポーン』


そんな時に鳴ったインターホン。


誰やねん…。


扉を開けたら何故か泣きそうになった…。


「愛留…留菜…」


まさかの双子の姉妹…。


「今日こっちで仕事やったから寄ってみた♪」

「そんな顔してどうしたん♪?」


素晴らしいタイミング…。


とりあえず事情を説明したら


「「うちらに任せ♪」」


なんとも頼もしい…。


突然現れた双子姉はテキパキと看病をこなし…。


「はよ帰ってほしいとか思ってるやろ〜!」

「はっ!?…いや…別に…」

「わかりやすいわアホ。心配せんでもご飯だけ作ったら帰るよ」

「いや、ほんまありがとう。助かった〜…」

「あんたのためちゃうわ!あたしら、雫めっちゃ好きやから♪」


愛されてるな、雫。


はよ俺のモンになればいいのに…。


愛留と留菜が帰ってから、雫の様子を見に行ったら苦しそうな雫…。


「…せ…んせい……っ」


ヤバい…なにこれ。


涙目やし…。


不謹慎かもやけど、弱ってる雫めっちゃ可愛い…。


あかん俺!


雫は病人や。


「雫…?なんで無理した?」

「だって…、迷惑…かけちゃうと思ったから…。」

「二階堂も泉田もクラスの奴らも俺も。そんなん望んでないで?」

「…でも……」

「しんどい時はしんどいって言いなさい?いきなり倒れられるこっちの身にもなれ…」






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