*俺様教師×天然生徒*
「なんで私なんだろ〜…」
「雫が可愛いからでしょ!!」
「えぇっ!?私可愛くないよ!!」
「あんたの天然は直んないわけね〜」
「私天然じゃないし!!」
ふたりからの冷たい目。
そこからしばらくクラスのみんなでわいわい。
「私ちょっとトイレ…。」
あんまり慣れないせいか少し気分悪くなっちゃった…。
トイレへ向かってる途中、
ぐいっ!!
「きゃあ!?」
「俺俺!!」
「山本…くん?」
「英明でいいって!それより二人で抜けちゃわね!?」
「えっ?!?!」
「ほら。早く。」
「ちょっ…ヤダ…離してっ!」
「コラコラ。抜け出し禁止。ちなみに女の子の嫌がることすんのも禁止や英明。」
先生…。
スルッと伸びた手が私の肩に…。
「大輔〜…。邪魔すんなよ〜…」
「はいはい。コイツ返してもらうで〜」
「チッ…」
私の肩を持ってどんどん進む先生。
山本くん…ちょっと怖かった…。
先生が助けてくれたんだよね…。
着いた場所はみんながいるところとは違うところ…。
ずっと黙ったままの先生…。
ダメだよ先生…
助けてくれたり…
どれだけ私を好きにさせちゃうの…。