*俺様教師×天然生徒*


ばっちり目が合ってる私たち…。


段々下がる先生の目線。


えっ…?


「雫ちゃん?それは誘ってんの?」

「きゃあああああ!!」


私服着てないっ!


先生もだけど!!


一瞬で布団にもぐりこんだ私にわらう先生…。


「うそやん?…雫?」

「……は…はい…」

「身体…いける…?」

「あ…うん……」


照れる〜…。


「先生顔真っ赤〜!!」

「うっさい。お前も真っ赤。」

「先生?」

「ん〜?」

「だいすき!!」

「おっ…お前はほんま…ずるいわ〜…」


はあ…とため息の先生に


笑顔の私。


ふと時計を見ると5時半…って…


「やばいっ!!」

「なにっ!?」

「ママのお墓参り行かなきゃ駄目なの!」

「えぇ!?」


パニック…。


先生に夢中ですっかり忘れてた…。


「取り合えず…準備しといで?」

「あ…ごめんなさい…」

「ええよ。俺も行くから」

「えっ?!わ…わかった!!」


慌てて化粧ポーチを取り出してニヤける顔…。


二人でお墓参りって…


ちょっと結婚前の挨拶っぽくない?!


私の膨らむ妄想。


こうやって過ごしてると先生が教師っていうことを忘れちゃう…。


先生…私今1番幸せかもしれない…。






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