最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜



[風雅side]



「まさか、白虎の姫になるのを断るとわな。」



大地がふと、そんなことを言った。



確かに俺も驚いた。



白虎の姫になるのを断るのは異例中の異例だ。



しかも、あの女、俺達が白虎と聞いても怖がったり、媚びたりしてこなかった。


むしろ、嫌な顔をしていた。



ふっ…おもしれぇ。



俺は口角を少し上げた。







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