春 ~風が吹いたら~
由美は…何をきくつもりだろう…?
『由美…?』
『仁くんが…華恋とどういう関係なのかは、ききません。でも、華恋のこと悲しませない自信ありますか?』
『あ…同い年だから、敬語じゃなくても!俺は中学の時に菊…いや、俺も何なのかは言わない。けど、俺は悲しませる気はねぇーよ。守れる限りは守ってやる。そんくらいしか、出来ねぇーから。西野のためにも。』
仁がそんな風に思ってくれてたなんて……。
あたしって…駄目だな……。