春 ~風が吹いたら~
『新人さん2人の担当だから、掃除の仕方教えてあげてね!』
そういうと、中から鍵を閉めた。
この2人と…ここで何をしろっていうの?
まさか、まともに掃除をするとは思えないんだけど。
『先輩!まずは、どうすればいいんですか?こう…ですかね…?』
そう言うと、ホースをあたしに向け、水をおもいっきり出した。
『そうだねぇ!暑かったから、ちょうど良かった!でも、水の量が足りないんじゃない?』