春 ~風が吹いたら~
潤悟は、あたしが仁と住んでるの嫌じゃないのかな…?
『わかった。っと……その前に…』
あたしを抱きしめて、潤悟は耳元できく。
『俺のこと……本当に嫌い?』
不安が入り交じったような顔をしている。
『本当は……全然嫌いじゃ…ないよ…。嫌いに…なる理由なんて…ないし…でも、まだ…これからも…嫌いでいなきゃ…いけないけど…』
『田崎のことは…』
『仁は…有沙ちゃんを……好き…なんだよ。』