春 ~風が吹いたら~

『お前らな。俺が行くからって理由だけでそんな簡単に決めるけど、誰かが落ちたらどうすんだよ。』





『落ちないよ?だって、これから私たち、敦ちゃんと勉強するし!それに落ちたら、次の年にまた、その大学受けるもん。』




笑いながら言う和羽たちに、





『ったく。お前らは、ほんとバカップルだな!後悔すんなよ。』




敦也も笑いながら、こたえた。













それからは、毎日のように敦也の家で勉強をした。






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