アナタの隣で





校舎に入ると丁度お昼休みだった。




「大和っ!!もう、やっと来たの~?」



パタパタと牧村さんが大和に向かって走って来た。
その仕草はやっぱり可愛くて…


「おぉ」




「…桜木さんと…一緒だったの?」




「ん?あぁ」






まただ…
牧村さんは私を睨む。




「じゃあ、私行くから…」




その場を後にし、自分の教室へ向かった。





「未亜おはよぉ」



「愛梨~


もう【おはよう】って時間じゃないよっ」




「あはっ、そだね…」






< 34 / 139 >

この作品をシェア

pagetop