引っ込み思案な恋心。-2nd

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date:20XX/02/03 21:16
from:瀬川拓
sub :無題

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明日心の中で柚の応援してる。
お互い頑張ろう。
おやすみ〜


   ---END---








マナーモードにした携帯電話に拓からもらったブレスレットをつけて、それを長机の下に隠しながら、昨夜の拓からのメールをもう一度確認した。






「柚〜、おはよっ」



「あ、ななっぺ!おはよう」






いよいよ合唱コンクール当日。





まだ保護者と生徒が入る前の体育館。






サイドに並べられた長机ですでにスタンバイしていた私の隣に、ななっぺが座った。






「何見てるの?」



「昨日の拓からのメール」






…と言いながらななっぺに机の下から携帯の画面を見せると、ななっぺは少し微笑みながらメールを読んでいた。






「へぇ〜。……お互い頑張ろう、か。あれから2組も練習してたんだって?うちのクラスも帰ったらまだ練習しててビックリしたよ」



「みんな気合い入ってるんだね」



「柚は更に気合い入れないとね。瀬川が心の中で応援してるんでしょ?」



「うん。そうみたい……」






私は携帯の画面を待ち受けにして閉じ、それを制服のスカートのポケットに静かにしまった。






そして、机に並べられた台本にもう一度目を通す。






「でも私も少し緊張してきちゃった。去年もやってるハズなんだけど…、保護者も入ったら全然違う雰囲気になるじゃない?」



「ええー?ななっぺが緊張したら、私どうしたらいいの…?」



「こういう時こそさっきのメールを思い出すんだよ。私も安森先輩と昨日電話で話したことを思い出すんだー」





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