引っ込み思案な恋心。-2nd
「別に俺らの勝手だろ。いちいち外野が突っ込むなよ」
「珍しく倉本が言い返してる。やっぱり怪しい……」
「お願いだからそっとしといて、あゆ〜」
「どーしよっかなぁー」
あゆがイタズラ心満面の笑みであかねちゃんと倉本くんを眺めていたけど…
ここであかねちゃんをかばおうと私が出ていったら、更に怪しまれるよね、たぶん。
「まー…いーんじゃね?多田もヒトの世話ばっか焼いてねえで、自分のコトそろそろ考えれば?」
「うわっ。瀬川に言われるとは思わなかったー。だったらいい人紹介しなさいよ。ねえ映美佳?」
「ははは。あゆ、焦り丸出しになってるよー?」
「俺のダチでいいのかよ?むちゃくちゃなヤローばっかだけど」
「……やっぱいいわ。自分で探す!」
こうして見ると…、拓は話題のかわし方が上手いかも。
友達の倉本くんをかばって、なおかつあゆに仕返し(?)みたいなことしてるし……
私にはできないワザかも。。。
「つーか、勉強会終わったんだからてめーらとっとと帰れよ。俺が柚と一緒にいれないだろ?」
「結局自分かい!ラブラブなトコ邪魔して悪かったね〜。帰ろ、ななっぺ」
「愚痴言い足らなかったら付き合うよ、あゆ」
ようやくあゆがななっぺと大人しく帰って行って、あかねちゃんは分かりやすく安堵していた。