引っ込み思案な恋心。-2nd





「馬場。俺らも帰るか」



「うん…そーだね」



「今日このまま塾で勉強すっから、途中までしか送れないけど」



「あ、全然オッケー」






やっぱり…



あかねちゃんに倉本くんの裏の姿を聞いてしまった翌日から、どうしてもそういう目で倉本くんを見てしまう…。






今まで通りに接していこうと心掛けてはいるんだけどね。







「…前々から思ってたんだけど」



「え?どした?倉本」






あかねちゃんと倉本くんが帰ろうと立ち上がった直後、いきなり倉本くんが口を開いた。






「杉田、俺のコト意識してない?」



「え…?何で?そんなことないよ」






ヤバイっ!!



やっぱり倉本くんを変な目で見てたこと…、バレちゃってる???






「今更俺に惚れたって遅いぞー」



「だからそんなのじゃないってば。拓がいるのに」



「マサ、お前こそまだ柚のコト……」



「なんでそーなる?また拓とケンカすんのもだりーから深くは追求しないでおくけど。じゃーな」



「柚は渡さなねーぞー!」



「俺には馬場がいるから別にいーし」






倉本くんはクールな目で拓を見ながらあかねちゃんの背中を押して部屋を出て行った。






けど…



まさか感づかれてたなんて。






危うくまた拓と倉本くんがケンカするところだったよ。。。








「柚…、あかねちゃん達のこと、何か知ってるでしょ?さっきの話題の…何で名字同士で呼んでるのか…とか」



「え?映美佳…?」






そして残った映美佳にも突っ込まれる始末だし。






私…、どれだけ顔に出やすいの…?





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