引っ込み思案な恋心。-2nd
「あー、それでマサのこと見てたのかよ。知ってるなら言えよな〜」
「ごめん…。あかねちゃんから口止めされてるから…」
「なるほどね〜。柚なら確かに口が堅いし、あかねちゃんが相談するのも分かるかも。…深く聞かない方がいいよ、瀬川も」
「そっかぁ?柚が知ってるなら俺が知ってもいいよーな…」
「どーせしょうもない理由だって。聞いたらガックリするような…」
「確かに!本人同士は真剣なんだけど、他人が聞いたらしょーもないコト、結構あるもんな〜」
しょうもないことかどうかは…、どうだろう?
結構みんな衝撃受けそうな理由なんだけど。。。
でも、映美佳のおかげで拓の誤解も解けたみたいだし、映美佳には心の中で感謝しなくちゃ。
「……あっ。二人で過ごすんだったね。邪魔者はそろそろ退散するかぁ」
「映美佳、気を付けてねー」
「柚もね。バイバイ」
映美佳も笑顔で手を振りながら拓の部屋を出て行って、ついに拓と二人きりになってしまった。
「しっかし、細井の彼氏が受験目前とか言われたら、俺らも焦るよなー」
「まだ1年あるよ?」
「いや…、俺は6月の大会に全てを賭けるつもりだから。半年もないな〜」
「あ…、そうだったね」
あえて…なんだろうけど、拓が話題をガラリと変えてきて、少しだけ将来のことを考える。
半年後…、1年後……、
私達はどうなっていて、何を考えているのだろう?