漆黒の姫君








「陛下って、私ぃ!?」










どう考えても”陛下”というのが愛里の事を指した言葉なのだ。




「ああ、陛下は前世の記憶は持っていらっしゃらないんですね…。なんとおいたわしい…。」


よよよ、と泣き崩れるが如く謎の男はハンカチに目を当てる。


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