漆黒の姫君




「腕とか命とか、そんなものいらない。あなたの命と引き換えに助けられたって、嬉しくないわ。」








「だから、もっと自分の命を大切にして?」




「…愛理は、不思議だな。」


「え?…うわっ!」


ふわり、とエドガーに抱き寄せられる。花弁を撫でるようなその優しい抱擁に、愛理はとっさに反応出来なかった。




「ちょ、エドガー?」






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