とある男子校のバカ過ぎる日常

「マスター、オーダーです」

俺は働いているときだけ、里崎さんをマスターと呼んでいる。

「はーい」

ひょこっと例の如く顔を出した里崎さんは、俺が置いたオーダーシートを見て、準備し始めた。

俺は、コーヒーメーカーで淹れたコーヒーをカップに注ぐ。

ここのコーヒーはきちんと豆から挽いているから美味いんだ。
しかも、本場のキリマンジャロ!!
香りがふわっとして、俺のオススメだ。

「湊爽緒くん、お願い!!」

「了解っす」

サッとカウンターに差し出されたケーキセット2つとコーヒーを持ち、俺はあの3人の元へと向かった。

これを食ったら早く帰れよ…頼むから…!!



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