とある男子校のバカ過ぎる日常
「ハナちゃん、湊爽緒の奴ハナちゃんの綺麗さにびっくりしてるわ(笑)」
ケラケラと愉快そうに笑う風児。
頼むから黙っててくれ…(怒)
「ふふ。嬉しいけど、風児くん?お世辞はいいから、あなたも保健室に居るんだからきちんと寝ておきなさい?」
交わしが上手い。
あぁ、かん太とさん太がいつぞや言ってたなぁ…三浦先生が、メンズと呼ばれる輩と遊んでるって(笑)
み、見えねぇー(汗)
あぁ、こんなことなら、2人の情報聞き流すくらいの頭の回転持ち合わせてれば良かった…(泣)
「湊爽緒、どした?」
俺が黙りこくっていたのに気付いたのか、風児がグイッと近付いてきた。
俺は声を抑えつつ、
「あぁ…ふ、風児。ひとつ聞いてもいいか?」
風児に質問を投げ掛けた。