とある男子校のバカ過ぎる日常

「ハナちゃん、湊爽緒の奴ハナちゃんの綺麗さにびっくりしてるわ(笑)」

ケラケラと愉快そうに笑う風児。

頼むから黙っててくれ…(怒)

「ふふ。嬉しいけど、風児くん?お世辞はいいから、あなたも保健室に居るんだからきちんと寝ておきなさい?」

交わしが上手い。
あぁ、かん太とさん太がいつぞや言ってたなぁ…三浦先生が、メンズと呼ばれる輩と遊んでるって(笑)

み、見えねぇー(汗)

あぁ、こんなことなら、2人の情報聞き流すくらいの頭の回転持ち合わせてれば良かった…(泣)

「湊爽緒、どした?」

俺が黙りこくっていたのに気付いたのか、風児がグイッと近付いてきた。

俺は声を抑えつつ、

「あぁ…ふ、風児。ひとつ聞いてもいいか?」

風児に質問を投げ掛けた。



< 148 / 546 >

この作品をシェア

pagetop