イジワルな君と、おバカな私?! (完)
「亜紀、本当に上手いね、、、。」
キラキラと目を輝かせて私の作った衣装を見ている。
ちなみに、衣装係はクラス全員分作らなければならないのに、5人しか居ない。
「奏だって上手いじゃん。、、、にしても5人で40人分はキツイよね。」
一人で、8枚の衣装を作らなければならない。一週間で。
「そうだね、、、。大変。」
「うん。でも、楽しいっ!」
「うん。」
笑顔になる奏。
よく笑う子だと思った。
でも、時々悲しそうな顔をする。
「あっ!今日の帰りにスイーツ食べて帰らない?私、いい所知ってるんだ。」
こういう事に誘われるのももちろん初めて。
「いいよっ!行こ行こ?」
「うんっ!」
「私、、、友達居ないから一緒にこういう事するの亜紀が初めてなんだよ?」
何も言えなかった、、、こんな可愛い子でも友達居ないんだ、、、って。
なんだか言葉に表せないような、、、複雑な気分になった。