イジワルな君と、おバカな私?! (完)
ー文化祭当日。-
「奏っ!似合ってるじゃん?」
執事服に、髪はポニーテールにしている奏。実際にすごく似合っていると思う。
「亜紀も似合ってるよ?可愛いっ!」
「でも、可愛いかったら執事の意味が、、、」
「可愛い執事も居るよ?亜紀、童顔だから可愛いんだよっ!」
「そっかな?」
「キャーッ!劉矢様っ!」
女子の歓声が聞こえてきた。
「あ、、、。」
奏は私を通り越してもっと後ろを見ている。
「おう、、、。」
そこには、フリルがたくさんついたメイド服を着ている劉矢が居た。
衣装は、一着ずつ全て違うものになっている。
それは、男女共おとなしめのものから派手なものまである。
「何で、、、劉矢は一番派手なのを着てるのかな?」
「まぁ、、、流れで?」
劉矢の笑顔は思いっきり引きつっていた。
「あと一時間で始まるよーっ!準備してっ!」
「頑張ろっか!」
「うんっ!」
もう少しで文化祭が始まろうとしていた。