空と海が交わるとき
いや、有り得ないだろ
莉子が好きなのはお前だよ
そんな事を司が思っているなんて知らず
俺はまた溜め息を吐いた。
馬鹿か?俺
自分が言った事に傷つくなんてさ
「み、みみ湊、一回ちゃんと莉子と話し合えよ。お前等何か誤解してる。」
「誤解も何もねぇよ。俺はこの目で見たんだ。」
頑固者ぉ!
そう司が嘆いていた事も勿論知る筈も無く
俺はもう一度写真を眺めた。
「…そういえば、ホラ見ろよ!これが里奈だって!」