君の笑顔をもう一度
「あ、ありがとう/////」
私は少し照れながら顔をそむけた。
びっくりした~
なんか櫂すごい真顔だったんだもん。
ちょっとドキッとしてしまった。
私はるんるん気分で一人浮かれていると
机の角に足をぶつけた。
「・・・・っ」
声にならない痛み。
私は必死にぶつけた足を掴んだ。
い、痛い・・・・!!
「おい、気をつけろよ明日入学式なんだか
ら。」
後ろから櫂の声が聞こえた。
そう、実は明日入学式なんです!!
やっぱり高校生って言ったらオシャレに、
友達に・・・・。
憧れだよね!!
そんな高校生になるんだよ、すんごい楽し
み。
そんなことを考えてる痛さを忘れ一人で
想像・・・・。
すると妙に視線を感じた。
ゆっくりと後ろを振り返る。
「な、何?」
「ん?いや、なんかニヤついてたからさ」
櫂はニコッと笑って言った。
え!!
ニコって笑われても・・・・。
あたしそんなニヤついてた?
うそ・・・・恥ずかしい。
するとあたしが赤い顔おしていたのに気づ
いたのか、お腹をおさえながら笑った。
「うそだよ。だって面白い顔してたからさ
からかっただけ」
からかった!?
「も~櫂のバカ!!」
そんなこんなで一日が終わった。