君の笑顔をもう一度


 

 「あの子だよ・・・・」

 「くぅ~羨ましい!!」

 「でも、お似合いだよね」

 

 ・・・・朝から皆の視線を独占中です。

 うれしくない(泣)


 噂って怖い。

 昨日誰かに聞かれてたのかな??

 「大変だね未琴ちゃん、すごい噂になっ
  てる・・・・」

 そう言って私の顔を覗き込む親友。

 亜里沙!!

 それは慰めてるの!?

 「帰りたいよ・・・」


 ポンポンッ

 ん?

 頭を叩かれた。

 顔を上げる。

 
 「すっげーな。未琴にも彼氏か」

 そういいつつ納得している馬鹿がここに
 一人。

 「あんたね~「櫂君!!」

 私の後ろから顔を出す亜理紗。

 「お~?亜理紗もいたのか」

 腕を組んで頭をうなずける櫂。

 「あれだな、未琴と時雨ならお似合いだな」

 ムッカ~

 人の気も知らないで。

 
 「どんな理由よ」

 ボソッと言った。
 
 「時雨はいい奴だからだよ。お前はいい姉
  ちゃんだし」

 ・・・・聞こえてたんだ。






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