君の笑顔をもう一度


 「分かった・・・ありがとう未琴ちゃん」

 ありがとう?

 「未琴ちゃんに言わなかったらあたしこ
  のまま一人で悩んでたかも知れない・
  ・・・」

 良かった・・・。

 亜理紗吹っ切れたみたい。

 「当たり前よ、親友なんだから」

 ギュッっと抱きつく

 「うん」

 
 それから亜理紗は櫂に電話をした。

 「櫂くん今から来るって」

 櫂はすぐ行くって電話を切った。

 私はお邪魔無視だからそろそろ退散する
 かな。

 立ち上がり亜理紗の頭をクシャクシャっ
 とした。

 「頑張れ、亜理紗」

 亜理紗は涙を拭い上を向いた。

 「本当にありがとう未琴ちゃん」







 それから数日が経ったある日―

 ここは空港。

 とうとう亜理紗の出発の日になった。

 「未琴ちゃん、今まで本当にありがとう」

 「ううん、あたしこそ本当にありがとう。
  あたしの一番の親友は今もこれからも
  亜理紗だけだよ」


 亜理紗は私がそう言うと、抱きついて来た。



 私は今日は泣かないって決めてたけど、
 涙が目を伝った。

 

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