君の笑顔をもう一度


 「あ、あたし飲み物買ってくるよ」

 そのまま逃げるようにその場を去った。













 ―隼人said―

 
 なんだ?

 突然姫野が教室を出て行った。

 なんか泣きそうな顔してたけどなんか言
 われたのか?


 グイッ

 
 ネクタイを引っ張られた。

 「おい、お前悪ぃけど未琴を連れ戻して
  来てくれないか」

 こいつ・・・・姫野の兄貴か?

 「俺、今手が離せねぇんだ・・・」

 連れ戻す?

 今、飲み物買いに行ったんじゃないのか?

 「それと・・・・後で話がある」

 「ああ、分かった」


 教室を出る。

 どこいったんだ?

 自動販売機になんか居ないぞ・・・・。


 
 「ヒクッ・・・・・ッ・・・・ヒクッ」


 泣き声?

 今ここから聞こえたよな。

 ガラッ

 目の前にあった図書館に入る。

 そこにはソファの上に横になった姫野が居た。

 「エッ!!は、隼人君!?」

 俺に気づくと後ろを振り返り目を擦った。

 






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