君の笑顔をもう一度
でも、じいちゃんに頼まれたんな
らしょうがないね。
「とりあえず、ほうき持って来な
きゃ」
そう言って私は奥の倉庫からほう
きを取り出した。
「はい!!よろしくね」
私はわざとらしく、
ニコッと笑いほうきを渡した。
「うっ・・・・。」
すると、櫂は嫌そうな顔を
してしぶしぶ掃き始めた。
うん。
えらい、えらい。
約2時間後・・・・。
「ふぅ~結構きれいになったね」
辺りを見回すと地面いっぱいにあ
った桜の花びらはきれいさっぱり
なくなっていた。