君の笑顔をもう一度


 私は怖さの余り部屋を飛び出した。

 するとすぐ目の前に凛が立っていた。


 「おい、未琴どうした!?」


 私は凛にしがみ付く様に抱きついた。


 体が言うことを聞かずただ震えていた。


 「凛・・・・怖いの・・・助けて」

 
 凛は、私の様子に気づいたのか自分の部
 屋に連れて行ってくれた。


 凛ずっと黙ったまま私が落ち着くのを待っ
 ててくれた。

 「ねぇ・・・凛・・・こ・ん晩ここで・・ 
  寝てもいい?」

  声が震える。

  「ああ、いいよ」

 優しく微笑んで私が寝るまで付いててくれ
 た。

 


 

 

 ――凛side――



 さっき部屋に戻ろうとろうかを歩いている
 と真っ青な顔をした未琴が部屋を飛び出し
 て来た。

 
 始めはどうしたのかと思ったけどとうとう
 来たか。

 そう思った。

 未琴は、ただただ震えて何も喋らずにど
 こか先を見つめてた。

 俺は未琴が落ち着き眠るのを待ち部屋を
 出た。

 
 そして俺が向かう先は下の奥の襖


 トントンッ

 ノックをする。

 「入ってよいぞ」

 中からじいちゃんの声がした。


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