_DAILY COLORS_












次の日彩花が学校に行くと、いつの間にかたくさんの噂が広がっていた。




亜紀が、ちゃんと私がなんの部活をやるか説明してくれたみたいだ。




しっかりしている副部長に安心感を感じながら、彩花はいつものように教室へ向かった。






























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土田「終わったーっ!!!!!」





ホームルームから授業全てを終わらせ、彩花は勢いよく立ち上がり体育館へと走る。











土田「っしゃ!!一番乗り!!!」






体育館へ入り、部室を覗いてから叫ぶ。制服からジャージに着替えて、部室の真ん中に設置した椅子に座り、机の上に置いた紙を見つめた。



紙には、


"バレー部に入部する人☆

・土田彩花(部長☆)
・向坂亜紀(副部長☆)"


と書いてある。






そして、またもや部室の扉が開いた。





彩花は、犬だったら耳をピンッと伸ばして尻尾を降っていそうな勢いで扉を見た。













土田「…なんだあ、亜紀かあ…」

向坂「ちょっと酷いんでない?



お客さん、連れてきたよ」

土田「本当!?」

向坂「嘘ついてどうすんのよ…



はい、挨拶しなさい」










亜紀が母親のように二人の女子の背を押して前に出させる。











?「あ、えと…っ、マネージャー志望の、浅香ゆうなです…2年です!」

?「高杉菜緒です。選手として入部したいです、よろしくお願いします!」










おどおどしながら喋る方は、マネージャー志望の、浅香ゆうな(アサカ ユウナ)。そして、その隣にいるのは高杉菜緒(タカスギ ナオ)。彼女は選手志望らしい。


















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