鉄の救世主(くろがねのメシア)
麗華のように感謝を述べられる隊員もいれば、今尚復旧活動に専念する隊員もいる。

崩れ落ちた家屋、崩落したビル。

全てが重機によって撤去できる訳ではない。

中には今も発見されていない犠牲者の遺体が残されている事もある。

スコップ片手に、戦術陸上自衛隊の隊員が黙々と作業を続ける。

全ての被災者が心休まるまで、彼らに真の安息はない。

数年かかるのか、もっとかかるのか、現状では先は見えない。

しかし根気強く、彼らは復興を支援する。

たとえ感謝の言葉がなくとも。

感謝されたくてやっているのではない。

『守りたい』

その思いを胸に、彼らは任務へと赴いている。

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