男装美少女
30代ぐらいの男の人と、黒いスーツを身にまとった男の人が2人いた。




「えっ、ええ。そうですけれども………」




「怜桜様は、入試のときのそこそこの成績でして、」



そこそこってひどくねぇ!



なのになんで家まで来るのよ。



そんなことを考えていると少し聞き逃したので、






「あっ、あの、よくお話が見えてきませんので、もっと詳しくお話していただきたいですし、もうすぐ夏といえ夜は肌寒いのでどうぞお上がりください。」




「では、お言葉に甘えて………お邪魔いたします。」




偉い人(?)が靴を脱いで入ってくると、その後ろから二人入ってきた。





その人たちは自分の靴をぴったりそろえて、偉い人の靴もそろえて入ってきた。





今確信がついたがこの人は、理事長か校長である人物だと思う。





すごく寛大で偉いですよオーラが漂っている。





絶対お金持ちの人だ。




で、あたしの受けた学校というのは………。




敷地面積が異常な学校なんだ。



あたしの入試のことを知っているということは、あのお金持ち校、桜ヶ丘学園の人だということだろう。






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