ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
「クラスの子に話す事は今は出来ない…。私自身の問題だから。でも…。」

奈月は、立ち上がるとランドセルを背負った。

「私、生きてみる。」

杉山に笑顔を見せた。

「それがいい。」

杉山も立ち上がった。
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